[登壇資料] 「『AI-Starter』と『らくらくRAG導入パック』で始める生成AI利活用」というタイトルでDevelopersIO 2024 Fukuokaに登壇しました #devio2024 #クラスメソッド福岡
みなさん、こんにちは!
福岡オフィスの青柳です。
弊社クラスメソッドの全国横断カンファレンスイベントとして6月28日に開催した「DevelopersIO 2024 福岡」で登壇させて頂きました。
私が担当したセッションでは、 「『AI-Starter』と『らくらくRAG導入パック』で始める生成AI利活用」 というタイトルでお話ししました。
業務で生成AIを利活用したいと考えている企業等のみなさんの「何から始めればよいか分からない」「生成AIを活用するノウハウが欲しい」といったお悩みを、クラスメソッドの「生成AI活用支援サービス」が解決します!
手軽に生成AIを導入して使い始めることができる「AI-Starter」「らくらくRAG導入パック」のご紹介や、「セキュリティ対策」「社内データ連係 (RAG)」「プロンプト作成テクニック」などのトピックをお話しします。
登壇資料
セッション内容の概要
大きく以下の4つの内容についてお話ししました。
- 生成AIの基礎知識
- 生成AIのセキュリティ
- 生成AIの活用例
- クラスメソッドの「生成AI活用支援サービス」
生成AIの基礎知識
生成AIの代表的な利用例として「生成AIチャット」が挙げられますが、生成AIチャットを利用するには大きく次の2つの方法があります。
- 既成のアプリ/サービスを利用する
- APIを使ってアプリ/サービスを作成する
それぞれメリット・デメリットがあります。
既成の生成AIチャットアプリ/サービスでは、生成AIは会話の流れを汲み取って質問に回答してくれるのが普通です。
これは、アプリ/サービスに「会話履歴」を保存したり参照したりする機能が組み込まれているためです。
また、一般的な情報だけでなく自社独自のデータを使って回答を生成させる「RAG」の機能を備えるアプリ/サービスも存在します。
しかし、APIを使って自前でアプリ/サービスを作成する場合は、これらの機能を自分で作り込む必要があります。
生成AIのセキュリティ
生成AIに限らず、アプリやサービスを利用する上で課題となるのが「セキュリティ」です。
生成AIの利用においては特に下記のようなセキュリティ面の課題事項があります。
これらの課題事項に対処して生成AI利用時のセキュリティを維持するためには、複数の観点からセキュリティ対策を踏まえた設計を行い、適切な設定を行うことが重要になってきます。
- データの暗号化
- 通信データの暗号化
- 保存データの暗号化
- アクセス制御・アクセス管理
- 適切なアクセス権限の設定
- ログの記録
- 各種セキュリティ機能の利用
- 侵入検知・不正な挙動の検知
- セキュリティホール・設定不備の検出
生成AIの活用例
生成AIの活用例として、「RAGを用いて社内情報に基づいて回答してくれる生成AIチャット」が挙げられます。
このような生成AIの活用によって恩恵を受けるのはエンドユーザーだけではありません。
エンドユーザーが生成AIを活用することによって、問い合わせ窓口部門 (社内ヘルプデスクやバックオフィス) にとっても「問い合わせ件数の削減」などのメリットがあります。
また、エンドユーザー向けではなく「問い合わせ窓口部門が利用するための生成AIチャット」というアプローチもあります。
クラスメソッドの「生成AI活用支援サービス」
ここまで説明してきたように、生成AIを活用するにあたっては様々な考慮事項が存在します。
既成の生成AIアプリ/サービスを利用する場合、それらの考慮事項について自社の利用場面や状況に合ったものを探したりカスタマイズを行うというのは、現実的にはなかなか難しいことです。
自社でAPIを使った開発を行えばこの問題は解決できますが、技術力や知識を必要とする点や、開発に期間を要してしまう点などの課題があります。
そのような課題を、クラスメソッドが提供する「生成AI環境導入サービス」が解決します。
- 自社専用の生成AIチャットアプリを導入できる
- 迅速に導入してタイムリーな活用ができる
これらを両立することができます。
生成AI環境導入サービスでは、「AI-Starter」「らくらくRAG導入パック」という2種類のパッケージを提供しています。
クラスメソッド製パッケージには、以下のような特徴があります。
- 複数のLLMの種類に対応 (※)
- 統一されたUIでスムーズにLLMを切り替えることができます
- プロンプトの再利用・共有が可能な「テンプレート」機能 (※)
- 作成したテンプレートを登録して、いつでも呼び出すことができます
- 社内でテンプレートの共有もできます
- 社内情報を安全に活用する「RAG」を搭載
- 様々なストレージやサービス、様々なドキュメント形式に対応します
- セキュリティ対策
- お客さまがご契約のクラウド基盤に、自社専用の環境を構築します
- ログイン認証で、許可されたユーザーのみに利用させることができます
- これらのセキュリティ設定を、クラスメソッドが持つノウハウで適切に行います
- マルチプラットフォーム対応 (※)
- コンテナ技術を採用しているため、多様なクラウドプラットフォームに導入可能です
(※印は「AI-Starter」のみサポートします)
クラスメソッドでは、「生成AI環境導入サービス」の他にも様々な生成AI活用支援のメニューをご用意しています。
お客さまの状況に合わせて、これらのメニューから最適なご支援をお選び頂けます。
- 現在の生成AI導入フェーズ
- 現在の課題やお悩み
- お持ちの技術スキルや開発体制
- ご予算やスケジュール
おわりに
今回お話しした内容にご興味ありましたら、クラスメソッドまでお問い合わせください!